礼儀(マナー)と規則(ルール) 礼儀は加点 規則は減点

不満系の悩みの中で、よくあるのが、礼儀(マナー)と規則(ルール)をごっちゃにしているパターン。
礼儀は加点で規則は減点方式って聞いたことがあるけど、原則はその通りだと思う。
でも、原則通りにとらえられないのが、人間のさが、、

気持ちと合理的な考えのギャップを理解しているだけでもだいぶ楽になる気がスルー。
というわけで、わかりやすい?表を作ってみた。

これで、マナーが未熟な人がいても気にならない?

いやいや、それでも気になるし、、っていう方もおられると思います。
そういった方のためにも、もう少し掘り下げてみましょう。

ルールは、はっきりしています。守るのが法律や規約等に決められていて守らなければ罰が与えられます。

ではマナー(礼儀)はどうかというと、罰が与えられる場合もありますが、原則は罰はありません。

例えば、車の運転で、車線を変更する場合に道を譲ってもらった時にサンキューハザードを点灯させますが、これはマナーであり、交通ルールにはありません。
しかし車線変更の時にウインカーを出すのは交通ルールに定められています。

このケースのマナー(サンキューハザード)の役割は道を譲ってもらった運転手に感謝を伝えて双方が、気持ち良く運転を行うためのものであり、一種の潤滑油のような役割を果たしています。
相手も自分も、気持ちが良くなるという点がポイントです。
マナーを実行すれば自分も気持ちいいし、メリットもあるのです。

しかし免許をとりたての頃は車線変更に精いっぱいで、サンキューハザードまで出す余裕はないかもしれません。

そういった人を見て、サンキューハザードを出していないからと怒っても、仕方がありません。
自分も免許取りたての頃はあったはずで、あるいは運転歴は長くても、車を買い替えたばかりでハザードランプの位置にまだ慣れていないのかもしれません。
そのようにして、少し想像力を膨らましてみれば怒るほどの事でもないのが分かります。
しかし世の中にはまれにサンキューハザードを出さない人にイラついて車間を詰めたりしてあおる人がいます。

これはマナーができていない人に対してルール違反[車間距離不保持違反](適切な車間距離をとっていない)をして対抗しており、本末転倒です。

車の運転に置き換えてみればわかりやすいですが、このようなことが、普段の日常生活でも多く起こっています。

ストレスを受けそうな出来事に合ったとき、少し想像力を膨らませてはいかがでしょうか?
その人は、たまたま、すごく悪い出来事が続いただけかもしれませんし、体調がよくないのかもしれません。
ほんの少しの想像力で、余計なストレスを受けずに済みます。
これはすごくコストパフォーマンスの良い考え方だと思います。